失恋でもう傷付きたくない傷ついた心の癒し方とは

「ジョー!!!!!!」

と大きな声でアキラが叫んだ

あまりに大きな声 だったので空港にいる人が一気にこちらを向く

私は驚きながらも視線の先でジョーを探した

ジョーは手にパスポートを持ち、手荷物審査に並んでいた

ジョーも声に驚きこちらに振り向いた

そして、私と目があうと更に驚いた表情になり列を抜けてこちらへ走ってくる

迷うこと無く私を抱きしめ

アキラに
「なんで言うんだよ。。」っと弱々しい声で伝えた

アキラは
「ごめんな」とつぶやき私達から離れていった

そんなアキラの背中に向かって

「ありがとう」

とジョーは言った

私はジョーに

「なんで何も言ってくれなかったの?」

と聞いた

「どうしても言い出せなかった、ごめんな」

とジョーは悲しそうな顔をした

「本当は一緒に行こうって言いたかっ たけど、まだ高校生だしそれは親にも友達にも止められて

離れたら、メリアの気持ちも離れちゃうと思ってどうしても言えなかった」

私はその時、待ってるよ。と言いたかったけど

私が待っていることでジョーは引け目を感じちゃうんだろうな、と

そういったことを嫌うタイプなのを知っていたので

「ジョーが卒業して帰ってきた時に、私もジョーもフリーだったら結婚しよう!!

容赦無くそれまで恋愛させていただきます。」

と冗談をいう口調で伝えた

ジョーは満足そうな笑顔を浮かべながら、私の頭にポンと手を置き

「そーゆー所が好きだよ」

と言ってくれた

別れたはずの2人なのに、お揃いでつけていたペアリングをお互い薬指にまだ着けていた

ジョーは自分の薬指から指輪を外すと、私の親指にそっと着け

私の薬指から指輪を外し自分の小指に着けた

お互い不思議とぴったりだった

「行ってくるな」

ジョーは私をもう一度抱きしめ、決意のこもった口調で言った

「行ってらっしゃい」

と私は一生懸命笑顔を作って言った

そんな私にジョーは最後のキスをした

そこで初めて私は涙が溢れた

もう一度泣きながら

「行ってらっしゃい」

と伝え、ジョーは手荷物検査の列に消えていった

これが私の初めての恋

今思い返すと
最高に相性のあった相手だったのだと思う。

初めに最高に出会ってしまった私は男を選ぶことに関して贅沢になる傾向が出てしまった

そして、傷つくのが怖くて本当の意味で人を好きになることがなくなった